突然の別れ

*読んでる人はいないと思うけど、もし読んでる人がいたら内容が重いのでご注意を

・・・・死は突然、そして平等に人にくるものだ。
私は、身内をなくすのが早く20歳で喪主もしたくらい。
そういう意味では、タフっていうかその辺をわかってるつもりっていうか、
自分の年齢の割りには、強いイメージを持ってた。

つい先週の頭、久しぶりに友達から電話がやってきた。5年ぶりだった。
5年ぶりにあった友達は、家族も増えて大変ながらも生活してて元気そうで。
ほかの友達の近況とかも話しつつ「まぁ、近いうちにね」
なんていって別れたんだよね。

私が制服を着てたころ、あるアーティストの追っかけをしてて
女性アーティストだったから、必然と周りは年上の男友達ばっかりになったもんだ(苦笑)
その仲間うちでもちろん、イロイロあり、そのアーティスト自身も拠点をアメリカに移したこともあって、だんだん仲間うちも減ってきてた。

彼は、そんななか一人の仲間内の女の子と結婚した。
彼は、その女の子と付き合う直前まで、私にいろいろちょっかいを出してきた人だった。
だから、私は彼のことを少し疎んじてたし、結婚を機に疎遠にもなった。

3年前にちょっとあったけど、あいさつぐらいで話することもなかったね。

先週の土曜日、それは突然やってきた。
「○○くん、亡くなったって。」

それはあまりにも突然で悲しい知らせだった。
土日を実感のないまますごし、昨日のお通夜に参列するために月曜日に出社したときに早退願をだした。

斎場について彼の遺影を見た瞬間、全身に鉛がぶら下がってるような感覚がぬけない。
しかも、喪主の嫁さんと、場内整理をまかされた友達以外知り合いもいない。
ひとりでお通夜に参列し、遺影と向かい合っていたけど見るのもだんだんつらくなる。
そしてただ体が重くて。
同い年の嫁さんがあいさつで「亡き夫のために」っていってるのがほんとにつらくて。

絶対泣いてはいけない、って思ってた。
でも、泣き出しそうで我慢できなくて。
そして少し泣くのにトイレに入ったよ、誰にも見られたくなくて。

嫁さんはとても気丈に振舞ってた。
私たちに気を使わせないようにとても気丈に。

私は、もっともっと長くいたかったけどそんな嫁さんを無理に明るくもさせたくなくて、斎場を後にしてきた。

・・・今となっては今日の告別式も参列しておけばよかったかな・・とか
いかなくてよかったのかな・・・とかぐちゃぐちゃしてます。

彼は嫁さんの前で突然倒れてそして意識不明になりそのまま亡くなった。
しかも彼はまだ38歳だった。
彼に今度会えるのはいつになるかわからないけど。
ちょっと怒ってるよ。だって突然すぎるもの。
こんな別れ方は、もういやだよ。
だから、だからね。みんなが健康でいられるように、見守っててね。
だから、もう少し君の思い出と遊んでるね。